PC-8801ゲームソフト|KOEI|三国志・三国志IIパッケージ・付録の紹介
光栄のゲームソフト、三国志シリーズ。
当時読んでいた横山光輝氏の漫画作品「三国志」の世界観がそのままゲームになったようで、思い切りその世界に没入して楽しみました。
そんな三国志シリーズも続編もたくさん出て、今となってはSteamでもダウンロード販売されているようです。
しかし、ダウンロード販売などでは知ることのできない、ゲームソフトに同梱されていたマニュアル類や付録をご紹介します。
1.三国志
これは、近年オークションサイトで手に入れたものです。
発売は1985年。おっさんが中学生当時にPC-8801mkIIでプレイしていた三国志は、漢字や平仮名の表示はなく、「コンナカンジデヒョウジサレルモノデシタ」。
そんなカタカナ表示のみの製品版と内容物が一緒だったかどうかわかりませんが、ご紹介します。
ディスケット3枚
使用されるメディアを、自分たちは「フロッピー」「フロッピーディスク」などと呼んでいましたが、このパッケージでは「ディスケット」と書かれています。
5インチの「ディスケット」が3枚組になっています。
自分が使っていた「PC-8801mkIImodel30」や「PC-8801FHmodel30」はフロッピーディスクドライブは2つです。ゲーム進行時、画面の指示どおりにディスクを入れ替えて使います。
円盤状の磁気媒体を四角い樹脂のカバーで覆ってあり、さらに読み取り面保護のため、紙の封筒封筒に入れて保管します。
マニュアル
はじめに「シュミレーションゲームとは?」から始まり、操作方法、ゲームの進め方、勝利条件、項目の見方、地形の見方、ゲームのヒントまで説明されます。
ハンドブック
ゲーム・三国志に登場する武将の説明、三国志に関わる故事名言、三国志の物語の概略、年表、参考文献が記されます。
三国志四大合戦図
「五丈原の戦い」「長坂橋の戦い」「夷陵の戦い」「赤壁の戦い」の場所とエピソードが記されます。
裏面には白地図と国・武将データ記入用紙、自分用のプレイ年表が容易されています。
武将相関図
三国志の物語の中で、武将が活躍した年代などが記されます。
このゲームは「〇〇年まで」というような、時間制限は示されませんが、年月とともに武将は死亡し、あらたな武将も登場しなくなるので、それが、実質的な時間制限となります。
これ以外に保証書と登録カードが付いていたようですが、ありませんでした。
2.三国志II
前作三国志に続いて1989年に発売されました三国志II。
一番大きな変更は「新君主」を作ることができることでしょうか。
0〜12人で同時プレイできるので、友人らと一緒にやることもありましたが、人気のある君主の取り合いになります。そんなこともいい思い出です。
フロッピーディスク
5インチフロッピーディスク4枚組となります。
これとは別にデータ記録用(Dディスク)に空のフロッピーディスクが1枚必要となります。
さらに、頻繁に使うUディスクの破損を避けるため、Uディスクを複製することを案内されますが、そのためにも空のフロッピーディスクが必要となります。
オペーレーション・マニュアル|八陣軍略書
先のUディスクやDディスクの作成方法や、キー操作、ゲーム概要、用語やルール、各シナリオまで紹介されています。
サブマニュアル|三國英傑春秋
物語の概略を解説する「虎踞龍闘篇」と、登場する武将等を紹介する「天下帰心篇」で構成されています。
全56ページの小冊子です。
ポスター|白地図|主要武将系図
生頼範義氏の描かれたポスターが付属します。
ポスター裏面には白地図と主要武将系図があります。
これら以外に、保証書と登録カードがあったようです。
以上、三国志・三国志IIのパッケージ、付録のご紹介でした。
2022.02