kaiser_melange(カイザー・メランジュ)

卵酒ならぬ、卵コーヒー

コーヒの本

コーヒーの本を読んでいたら、卵黄入りのレシピが載っていました。卵酒じゃなくて卵珈琲です。簡単そうなので作ってみることにしました。

材料は「深煎りのコーヒー」「牛乳」「卵黄」「グラニュー糖」。ふむふむ。

これらを手鍋に入れ、泡立て器で混ぜながら70度ほどまで温めるだけだとのこと。

この状態から加熱しながら泡立てていきます。↓ 

  
手鍋に材料を入れた状態

さらに泡立てていきます。

泡だてながら加熱します

うん、こんなもんでしょう。

十分泡立ちました

これでカップに注いで、

カップに注いでます

完成です。

できあがり

気をつけるのは卵黄をいれているので加熱しすぎないこと。カプチーノよりも、もっと泡のキメがこままくて喉越しがなめらかな感じがします。また卵黄のせいか濃厚です。

ブランデーなどを加えると香りが立ち、味わいに深みが増すそうです。

コーヒー禁止令

前出のコーヒーの本などを読んでいると諸説あるコーヒーの起源や、薬用として用いられていたことなどが書いてありとても面白いのですが、なかでも自分の興味を引いたのは、時の政治権力とコーヒーの関係です。

  • ● イスラム教寺院のなかで秘薬として伝えられてきたものが1545年に一般信者に伝えられると寺院の周りはコーヒーの露店で溢れかえったそうです。コーヒーのあまりの人気ぶりにメッカの地方長官が「コーヒー禁止令」を発布するも、当時のエジプト国王が禁止令を撤回する。
  • ● やがてヨーロッパにも伝わり、イスラム教との飲み物をキリスト教徒が飲むのはどうかと議論が巻き起こるも、ときの法王クレメンス8世がコーヒーに洗礼を施し受け入れる。
  • ● イギリスではコーヒーハウスが紳士の社交場として人気を博したそうですが、ここは男だけが入れるもので、これに対し1674年にコーヒーハウスの閉鎖を求める主婦の嘆願書が出される。

などなど、当時のことを想像しながらコーヒーを飲むのも一興ですね。

ではでは。