Zorin OS 15 Lite|古いノートPCにLinux導入

2007年頃に購入したシャープのノートPCにZorin os 15 liteを導入してみます。Zorin osはリナックスosディストリビューションの一つです。32bitのノートPCで使うので「Lite」を導入します。

シャープのノートパソコン PC-CW40T

- SHARP-メビウス_PC-CW40T -
 CPU → Mobile AMD Sempron(tm)Processor 3400+
 メモリー 1+1 の 2GB
 ストレージ SSD240GB

 1.ZorinOS|sha256sumチェック

Zorin OSのバージョン

さて、初のZorin OS体験です。

ーー Ultimate、Education、Coreシステム要件 ーー

・ CPU 1GHzディアルコア 64ビット
 ・ RAM 2GB
 ・ ストレージ 10GB(Core、Education)、20GB(Ultimate)
 ・ 表示 800×600の解像度

ーー Liteのシステム要件 ーー

・ CPU 700MHzシングルコア 64または32ビット
 ・ RAM 512MB
 ・ ストレージ 8G
 ・ 表示 640×480の解像度

Zorin OSの公式ページより、ダウンロードします。

sha256sumチェック

ダウンロードしたISOファイルが破損していないかsha256sumチェックします。

Macでダウンロードしたので、ISOファイルがダウンロードフォルダーに入った状態のまま、「ターミナル」を立ち上げます。

MacでLaunchpadからターミナルを立ち上げる

立ち上がったターミナルに「shasum -a 256 downloads/Zorin-OS-15-Lite-32-bit.iso」と打ち込んで「ENTERキー」を押下。

Macのターミナル

数秒後に文字列が吐き出されます。これが公式ページで公開されている文字列と同じかどうかで、ダウンロードしたISOファイルが破損しているかを確認します。

テキストエディットなどにそれぞれ上下にコピペして、見比べてみると楽です。

Macでターミナルを操作 zorin公式ページでチェックサムの数値を確認する

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 2.ZorinOS|LiveDVD作成

Zorin OSの公式ページではUSBメモリを使ったインストールが案内されますが、自分のノートPCはUSBブートに対応していませんので、LiveDVDを作成します。

Macに外付けのDVDドライブを接続し、からのDVDをセット。

Zorin OSのISOアイコンを右クリック。出てきた選択肢から「ディスクイメージ〜をディスクに書き込む」を選択。

MacでZorin OSをDVDに書き込む MacでZorin OSをDVDに書き込む

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 3.ZorinOS|LiveDVD起動

HDDをSSDに交換

無事作成できたLiveDVDでインストールする前に、ノートPCの80GB-HDDを240GBのSSDに交換します。

古い時代の2.5インチのHDDは厚みが9㎜のものがあります。

新たに使うSSDは7㎜なので、工夫すれば装着できますが、無理せずスペーサーなどを使いたいところ。食器洗いのスポンジをちょうどいい厚みに切って使います。

SHARP Mebius PC-CW40Tに装着されているHDD。 SHARP Mebius PC-CW40Tに装着されていたHDDと交換するSSD。

LiveDVDで起動

ノートPCの電源をいれます。すると起動できない旨のメッセージが出るので、DVDドライブにLiveDVDをセットして、何かキーを押して読み込みを開始します。

LiveDVDを読み込むと、4つの選択項目が表示されます。Try or Install Zorin OS を選択します。

しばらく読み込んだ後、Zorin OSがたちあがります。

ノートPCの起動できない旨のメッセージ ZorinOS15LiteのLiveDVDで起動した時のメッセージ ZorinOSをLiveDVDで起動したデスクトップ画面

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 4.ZorinOS|インストール

LiveDVDで起動したデスクトップ画面にInstallアイコンがあります。これをダブルクリックするとインストールが始まりますが、その前にWi-Fiでインターネットに接続しておきます。

LiveDVD起動した状態でWi-Fi接続する LiveDVD起動したデスクトップ上のInstallアイコン

Installアイコンをダブルクリック

デスクトップ画面にInstallアイコンをクリックしてインストールを開始します。

言語、時間、キーボード、などなどを設定していきます。

Zorin OSインストール途中の言語選択画面 Zorin OSインストール途中のキーボード設定画面 Zorin OSインストール途中のアップデート等の設定画面

OSの書き込み先を指定します。「ディスクを削除して〜」を選択しますが、念押しされます。

Zorin OSインストール先の選択画面 Zorin OSインストール先の選択画面

さらにタイムゾーンを選択、ユーザー情報を入力します。これで本格的なインストールが始まりますが、自分は「インストールしながらアップデート〜」等々を選択したせいか、1〜2時間程度かかりました。

インストール完了のメッセージが出ましたら、再起動します。

Zorin OSインストール中のタイムゾーン選択画面 Zorin OSインストール中のユーザー情報入力画面 Zorin OSインストール中画面 Zorin OSインストール完了画面 Zorin OSインストール完了後の初起動画面

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 5.ZorinOS|試運転

さて、初めてのZorin OS体験です。色々設定していきます。

Zorinアイコン → 設定 → マウスとタッチパッド

デスクトップの左下のZorinアイコンから設定を開きます。まずマウスの設定からです。タッチパッドの「タップでクリック」機能がOFFになっていたので、これをONにします。さらにポインター速度やスクロール方向を反転させます。

Zorin OSの設定からマウス、タッチパッドの操作を設定する

パネル上で右クリック → パネル → 新しいアイテムの追加

Windowsでいうところのタスクバー(ツールバー)にあたるものを「パネル」と称するようです。ここに「新しいアイテムの追加」でプラグインが追加できます。でもあまり魅力的なものがないので、とりあえず「天気」だけ追加します。

Zorin OSのパネル設定画面

zorinアイコン → アクセサリ → Onboard

キーボードにいくつか効かないキーがあるので「Onboard」を使います。キーボードのタイプも色々選べるようです

仮想キーボードの「Onboard」

Zorin OS 15 Lite

15年前のPCでもキビキビ動く、、、とされているようですが、自分の場合はまあまあもっさり動く、と言ったところでしょうか。YouTbeなどを再生しても読み込みから再生までやはりもっさりした感じです。でもLinuxのコマンドの勉強をするなどと言った用途には十分使えます。

もし寝かしている古いPCをお手持ちで、Linuxに興味がありましたら、Zorin OSを使ってみてはいかがでしょうか。