Kamira|イタリアン・ハンドメイドの直火式エスプレッソ・メーカー

自宅でエスプレッソを飲みたい!と思ったら、どういう選択肢があるのでしょうか。

エスプレッソマシンは様々なものがありますが、「毎朝出勤前に1杯」というように手軽に使えるものはカートリッジ式のもの以外には見当たりません。

またエスプレッソマシンではそれなりの動作音があります。朝から大きな音を立てるのは気が引けます。

日常的に使うものならば手入れをしやすいということも大事です。きちんと洗われていないマシーンで淹れたコーヒーに雑味がはいってしまいます。家族で使うとしても、1日何回稼働させますでしょうか。毎回きちんと掃除するのは大変です。

マキネッタと呼ばれる直火式のエスプレッソ・メーカーがイタリアのご家庭では一般的に使われるようですが、マキネッタではクレマと呼ばれる泡が出ません。

そんなことを考えながらネット検索していたら理想的なエスプレッソ・メーカーが見つかりました。

== 目次 ==

Kamira|その特徴

イタリアはシシリー島、職人による手作り生産のエスプレッソ・メーカーKamira(カミラ)。

直火式エスプレッソメーカーKamiraを開封したところ

経済的なKamira

Kamiraで淹れるエスプレッソ一杯に必要なコーヒー粉は、付属するポルタフィルター1杯分です。

公式ページでは、Kamiraをつかえばエスプレッソのシングル(7グラムのコーヒー粉)のコストとして3〜6セントだと紹介されます。一部のマシンで必要とされるカプセルやカートリッジなどを使わないため非常に経済的です。

Kamiraに付属するシングル、ダブル用のポルタフィルター

環境に優しいKamira

Kamiraは全体がステンレス鋼製で100%リサイクル可能だそうです。

また全ての部品が交換できるとのこと。

前述のようにカプセルやカートリッジを必要としないため、これらのゴミを排出しません。

カプセル、カートリッジの制約がないということはコーヒーメーカーからの解放を意味し、オーガニックやフェアトレードであるコーヒー豆の選択が可能です。

素早いKamira

kamiraでのエスプレッソ抽出時間は、火にかけてから30〜90秒ほど。

カフェラテでしたらカップに入れた牛乳をレンジで温めて、そのカップにKamiraでエスプレッソを淹れれば簡単です。

Kamiraでカプチーノを淹れる

エスプレッソマシンではコーヒーの粉をセットする際、適度な圧をかける「タンピング」が必要ですがこのタンピング技術は職人技で修練が必要です。

一方Kamiraではポルタフィルターにすり切りいっぱいの粉を入れるだけです。ポルタフィルターの縁についた粉だけきれいに落としてください。

コーヒー粉をポルタフィルターに入れます

お手入れ簡単Kamira

日常的なお手入れは、使ったポルタフィルターとコーヒー粉が付着するガスケット周りのみ。

ザッと水洗いしてください。

kamiraの日常のお手入れはポルタフィルターとガスケット周りのみ

どこでもKamira

KamiraはガスコンロからIHにも対応します。

電源を必要としないため、公式ページでは旅行から航海、キャンプなどでも使用できると謳っています。

美味しいKamira

Kamiraの公式ページで言及されているように、コーヒー粉に含まれるわずかな油分をも理想的に抽出するように試行錯誤した結果、この独特の形になったようです。

自分はKamiraのエスプレッソを飲んで、初めてエスプレッソを「うまい」と思いました。

kamiraでシングルのエスプレッソを抽出中

唯一のKamiraの弱点

唯一Kamiraが苦手なのが連続運転です。

一度抽出が終わった後は、ボイラーを冷やさないと再抽出ができません。

ですが、水でボイラー部を冷やせば良いだけなので家庭で使う分には大きな問題ではないでしょう。

kamiraを続けて使う場合は水道水で冷やします

Kamira|使い方

Kamiraの操作は簡単です。慣れていれば思い立ってからすぐエスプレッソ抽出を開始できます。

1.水を入れる

水タンク下のハンドルを横にしてバルブをとじ、シングルならばおおよそ水タンクの半分(30cc)、ダブルならば満タン(60cc)の水を入れます。

ハンドルを縦にしてバルブをひらき、ボイラー部に水を送り込みます。

このとき水が落ちないこともありますが、ハンドルを縦にしてバルブを開いたままコンロで強火の火に15~30秒程度かければ自然に水が落ちていきます。

また水がスムーズに落ちていても、熱いエスプレッソを味わうため本体はきちんと温めてください。

この予熱作業が、クレマをたっぷり作り出すキモですので、きちんと予熱してください。

本体の温めが終わったら一旦火を止めバルブを閉じます。

kamiraの水タンク

2.コーヒー粉をセット

エスプレッソ用に挽かれたコーヒー粉をポルタフィルターに入れます。

押して圧力などかける(タンピングの)必要はありません。スプーンで入れたり、ポルタフィルターですくってください。

すり切りした状態が適量です。ポルタフィルター縁周りについた粉は落としてからセットしてください。

ポルタフィルターにすり切りいっぱいのコーヒー粉をいれます

3.抽出

Kamiraをコンロにのせ、ポルタフィルターの下にカップをセット。

ハンドルが水平にして(バルブをとじて)あることを確認してコンロに点火します。はじめは中火で、ポルタフィルターからコーヒーが出始めたら強火にし、カップ半分ほど抽出したら火を消します。

火を消しても抽出は続きます。クレマ(泡)の勢いが落ち着いてきたら出来上がりです。

Kamiraでエスプレッソ・ダブルを抽出中

4.抽出後

ハンドルを再び縦にしてバルブを開き、ボイラーを減圧します。

このとき水タンクから蒸気が吹きますので、水タンクの蓋が閉まっていることを確認してからバルブをひらいてください。

圧力を下げてからポルタフィルターを外します。

5.片付け

Kamiraで日常的なお手入れは、ポルタフィルターと本体のガスケットのみです。

水が残っていたら、ハンドルを縦にし本体を逆さにして排出してください。

Kamira|メンテナンス

購入したKamira初めて使うときや、久しぶりにカミラを使うときはメンテナンスが必要な場合があります。

1.ならし運転

Kamiraの水管を馴染ませるために2、3度通常通りの抽出作業を行います。

2.水管の水垢対策

水管に水垢がついていると雑味が入ります。

これを取り除くためには2カップ分の酢を水タンクから本体に入れ、5~6時間後にハンドルを縦にして本体を逆さにして酢を排出します。

この後、1の慣らし運転をしてから使います。

Kamira|美味しいエスプレッソを飲むために

美味しいエスプレッソを飲むためには、鮮度のいいお好みのコーヒー豆が欠かせません。

そしてそれ以外にもいろんな方法があります。自分の場合は以下のようにして楽しんでいます。

甘味

自分はドリップコーヒーはブラックで飲みますが、エスプレッソの場合は甘味を加えます。

純蜂蜜か甜菜糖をつかっています。

映画「あまくない砂糖の話」を見てからは、1日にとる糖分は小さじ4杯以下に抑えようと心得ていますが、エスプレッソの時には甘みが欠かせません。

Kamiraで抽出されたクレマの旨み、コーヒーの苦味、酸味に「甘味」も加えて濃厚なハーモニーを味わってください。

デミタスカップ

エスプレッソを味わうのでしたら、デミタスカップをつかってみてください。

様々なデザイン、素材の物があります。好みのものを一つずつ揃えるのも一興です。

エスプレッソの香りと熱さを、一気に喉に流し込んでください。

デミタスカップ

低温殺菌牛乳

カフェラテやカプチーノをつくるのでしたら、低温殺菌牛乳を使ってみてください。

低温殺菌牛乳は他の牛乳に比べてお値段が高めですが、Kamiraは非常に経済的に使えるので、その分のコストを美味しい牛乳に使うと考えてください。

Kamiraのうまいエスプレッソを使うのでしたら、それに見合う牛乳を使ってカフェラテ、カプチーノをつくってください。きっと満足できる味わいだと思います。

kamiraで簡単、カミラ・カプチーノ kamiraで簡単、エスプレッソ

では皆様もよきカフェライフを。