Jドール(望月三起也)|おっさんの愛したマンガ

__日本国籍を抹消され、外国で殺し屋家業に励むナゾの殺し屋。

外務省の役人であり、情報機関の長でもある「青柳」にフィアンセを奪われ、子供まで自分の子として認知されて奪われた男、Jドール。

国籍も抹消され「治外秘密工作員」としてつかわれているJドールが日本の地を踏み妻子に再開できる明日は来るのか__。

Jドール| 登場人物

  • ・Jドール
  • 謎の殺し屋。

  • ・京子
  • Jドールのフィアンセ。 外務省役人の青柳に奪われ妻にされてしまう。

  • ・絵美
  • Jドールの娘。 フィアンセとの間にできた娘だが、フィアンセを奪われた青柳に認知されて戸籍上は青柳の娘にされてしまう。

  • ・青柳
  • 外務省の役人。 情報機関の長としての顔も持つ。 

  • ・リサ
  • 女学生であり、マフィアボスの愛人。 猫のミーシャとともに囲われている。

  • ・サンダース
  • ニューヨークマフィアのボス。 ハイネの詩集を愛する。

  • ・死の猫
  • パリで学生運動指導者の過去を持つ殺し屋。 トーポ共和国のフラビア13世に雇われているも、その実13世の従兄弟とともに13世の暗殺を目論む。

  • ・カロリーヌ
  • 子連れのフランスのスパイ。 イラン国境への戦車師団動員計画書を写したマイクロフィルムをコンタクトレンズのように眼球に貼り付け持っていた。

  • ・トルコ人 ユセフ
  • ハイジャック犯の一人。 愛妻家。

  • ・エマニエル
  • ハイジャック犯の一人。 爆発物担当。 ハイジャックは過去4回の成功歴あり。

  • ・マイヤー
  • ベトナム戦争で米軍内に編成された「ドール部隊」の生き残りでJドールの元同僚。 奥さんとともにミュンヘンで花屋を営み静かな余生を送る。

  • ・リー
  • 女性芸人。 一流のアーティストとして、パリのリドへの出演を夢見る。

  • ・リナ
  • タレントの卵。 カップラーメン「元旦メン」のCM出演あり。

  • ・マキノス
  • タイ人の女性暗殺者。 男の船員に変装して横浜へ寄港する船に乗り込んでいた。

Jドール| 名言集

作中にあふれる三起也節をきけ!

コッポラかルーカスが新撰組映画化したらいいと思わない?

マフィアのボスを前に、愛読書などを披露した上でのJドールのセリフ__。

多少吸われた方が美容上好ましいと思いますよ

「キング」とオープンカーでジャングルの中を進みながら、落ちてくるヒルを避ける為の傘をキングと奪い合いながら__。

とうとうボロを出したなスパイめ。 巨人軍の監督はカワカミじゃわ‼︎、 ナガシマは三番つけた選手じゃアホ‼︎。

アフガンのパルチザンに捕まり、日本人ではなくソ連のスパイと疑われ、「キョジン軍とは?」「監督は?」の質問に応えたJドールへ__。

そこのタフ兄ちゃん。 ちょいと手ェ貸してくれねえか?

ハイジャック犯の、「壁に穴でもあいてみろ、高度一万米上空でこの機内がどう変化するか」「その拳銃は三十二口径 至近距離なら俺の体なんざもろに突きぬける」の声に応えて、衝撃を弱くしてハイジャック犯の体で弾丸を止めるために、乗客の腕越しに狙撃する際のセリフ__。

Jドール| 物語

第1話 マグナム大口径

  • ・舞台
  • ミュンヘン

  • ・標的
  • ニューヨークマフィアのボス、サンダース。  銃殺

  • ・報酬
  • 八千万。

ホテルの部屋を借りている女学生のスリ被害を防ぎ、それをきっかけに女学生の部屋に居座ったJドール。

隣室にやってくるマフィアのボスを待ち伏せるためだったのだが、実は女学生はマフィアボスの愛人だったのだ。

囚われの身になり、ボスの愛人にいたぶられながら金をエサに乗り換えを勧められるJドールだったが__。

第2話 アフリカの星

  • ・舞台
  • 南西アフリカのトーポ共和国

  • ・標的
  • 議長ダダ。 爆殺。

  • ・報酬
  • なし。

共和国現政権の石油を目当てに英・米・仏・日本が共同開発などに名乗りをあげる。

一方、前政権の国王、フラビア13世は地方に飛ばされ、現政府からの暗殺者に怯える日々を過ごしていた。

現政権からの暗殺者と疑われたJドールだったが、間一髪のところで日本がフラビア13世側についたと知らせが入り、日本領事から現政権議長ダダの暗殺指令がつたえられる。

フラビア13世をそそのかし、現政権閣僚にいる従兄弟になりすまし会議場へ爆薬を置いてくる計画をたてるのだが__。

第3話 雪の爪痕

  • ・舞台
  • アフガン

  • ・目標
  • 殺人犯と疑われて、追手からの逃走。

  • ・報酬
  • なし。

パリから流れた子連れの女性と情事の最中に、女も子も何者かに殺され、殺人犯と疑われ逃げ出すJドール。

汽車の検閲で捕まりそうになり逃れるも、雪の中で今度はパルチザンに囚われの身となる。

パルチザンからソ連軍のスパイとして疑われ殺されそうになったとき、Jドールをすっくったのはパルチザンの一味に紛れ込んでいた日本の情報機関の人間だった。

今度は彼から「Dデー」なるものを尋ねられるのだが__。

第4話 人形の帰還

  • ・舞台
  • フランクフルト

  • ・目標
  • 他人になりすましての日本への帰還。 失敗。

  • ・報酬
  • なし。

フランクフルトで間男を決め込んだJドール。

亭主が帰宅したため慌てて逃げ出したのだが、取り違えて着てきた服にはパスポートと東京行きの航空券が入っていた。

このパスポートの写真に似せて変装し、日本への帰還を果たそうとするのだが、この浮気相手の亭主は、ハイジャック犯の一人として仲間3人とこの機に乗り込むことになっていたのだった__。

第5話 モーゼルの赤いバラ

  • ・舞台
  • ミュンヘン

  • ・標的
  • 米国議員、Tの手下「V」

  • ・報酬
  • 不明

標的はドイツ系米人の「V」。

この「V」が年に一度、ふるさとで宿を貸し切り売春婦入れて、町の有力者を招いてのドンチャン騒ぎをやらかす。その当日に暗殺ヒットを計画する。

脱出が困難なこの計画に、ベトナム戦争時代の戦友に助っ人を頼むのだが__。

第6話 香港大脱出

  • ・舞台
  • 香港

  • ・標的
  • 日本の情報機関の香港支部内にいる、CIAに通じたものの始末。 銃殺。

  • ・報酬
  • 不明

銃撃され、無理心中を装われそうになったJドール。

情を通じた女芸人リーとの間を刑事部長に嫉妬され襲われたのだ。

しつこく刑事部長に言い募られるもこれを拒むリー。

夜総会キャバレーでの水中での手錠抜のショーで、使う手錠を客席の刑事部長から借りたのだったが、その手錠の鍵穴はつぶされていた。

危険を察知したJドールはリーの身を案じて、夜総会キャバレーへの道を急ぐのだが__。

第7話 ザッツ・エンターティメント

  • ・舞台
  • 米国ユタ州

  • ・目標
  • 自分を誘拐犯にしたてたモノへの復讐。

  • ・報酬
  • なし

キャンピングカーをレンタルし、タレントの卵との情事と洒落込むJドール。

タレントのスポンサーに恨みを買い、脅迫状まで用意され誘拐犯にでっち上げられ、地元警察はもとより地元有志の自警団にまで追われる身となる。

Jドールが命からがらに逃げ込んだ先は__。

第8話 海の墓標

  • ・舞台
  • 横浜

  • ・目標
  • 日本への入国。

  • ・報酬
  • なし

中国人「余深沈」になりすましてギリシア船籍の船に乗り込み、日本への期間を目論むJドール。

それを察知した青柳は海上保安庁ではなく暗殺者を向かわせる。

税関職員に、カバンから麻薬が出てきたとして逮捕されたJドールはその場に青柳の姿を見つけ__。

三起也節を味わうべし

情に熱く妻子を思い、日本への帰還の望みを捨てず、

囚われの身になっても、愛読書の趣味を披露したり軽口も忘れずに、

拷問相手に、クーデターを唆し、

非常に徹しきれず「二流の暗殺者ヒット・マン」の名に甘んじて、どこか憎めない。

そんなJドールの望月三起也節はこちらでも 覗き見ることができます。