両神山登山|2021年4月|日向大谷から両神山、梵天尾根で中双里へ一泊縦走

初めて両神山のいただきに初めて立ったのはもう十数年前。知人に誘われ、夜通し車を運転して、落合橋から金山沢を遡行し山頂を目指し、帰りは八丁峠を経由し降ったのですが、この時遡行したのは右俣だったか、左俣だったか。

久方ぶりに両神山行を計画したとき、電車バスを乗り継いで、テント泊でのんびり登山を楽しもうと考えました。

両神山山頂

== 目次 ==

 1.アプローチ

西武鉄道|特急Laview(ラビュー)

東京は池袋より、西武鉄道特急Laview(ラビュー)で西武秩父駅を目指します。

特急ラビューにはじめて乗りました。

日曜日の朝の下電車内は大変空いており、トイレも大変きれいでした。

トイレ内には「着替え台」も用意されていて、登山者、ハイカーにも親切設計です。

座席毎にコンセントも用意されていました。

西武鉄道の特急ラビュー(Laview)の車内

また、トイレやパウダールーム、多目的トイレなどが用意され、トイレの中には、着替え台まで用意されていて、ハイカーにも親切設計です。

西武鉄道の特急ラビュー(Laview)の座席に示されている車両案内図

小鹿野町コミュニティバス

西武秩父駅より小鹿野町コミュニティバスを利用します。

行き先を確認して乗り込みますと、運転手さんが物腰やわらかい挨拶と共にガイドマップを手渡してくれます。

途中でバスを乗り継いで、日向大谷口を目指します。

コミュニティバスの座席は良くも悪くもこじんまりしております。大きなザックは置き場所に困ります。

地元住民のバス利用者の邪魔にならないように気を付けます。

バス乗り場に停車中のコミュニティバス 小鹿野町コミュニティバスの運転手山からいただいたガイドマップ 薬師の湯バスターミナルでバスを乗り継ぎます

 2.日向大谷から清滝小屋まで

古い自分の昭文社の山と高原地図_雲取山・両神山を見ると、日向大谷口から両神山への登路は、清滝小屋を経由していくものと、楢尾沢ならおさわ峠(奈良尾峠)、天理岳を経由して前東岳へ至る「天武将尾根」を登路とする2通りが記されています。

また、日向大谷口から清滝小屋へ向かう途中で、七滝沢沿いに登るルートも示されていますが、自分が行くのは、もっともポピュラーと思われる、「会所」「八海山」を通るルートです。

日向大谷口バス停より

日向大谷口バス停で下車をすると、目の前に登山道を示す道標があります。

道標に従い山を仰ぎ見れば、よく晴れたおそぞらに映える緑。軽く準備をして、登山開始です。

登山道に入るとすぐに、鳥居をくぐりますが、「会所」までは、沢沿いを、ほぼ高度を変えることなく登って行きます。

日向大谷口バス停 日向大谷口バス停の景色 日向大谷口から両神山の登山道にある鳥居 日向大谷口から両神山への登山道の様子 日向大谷口から清滝小屋への途中の会所付近の様子

会所から清滝小屋

会所からさらに登路を行くと、計4回沢を渡ります。

登山道には道標やテープなどの目印がしっかりあります。

途中の「八海山」では道標と石像があり、ここから傾斜がキツくなっていきます。

さらに登っていくと「弘法の井戸」があります。

清滝小屋の休憩所にも水場(流し)があるのですが、山開きまえでは、凍結防止のため使用できませんので、その場合はここが最寄りの水場となります。

この日は水量が少なく、チョロチョロと言った具合だったので、手持ちの2リットルのプラ水筒の水が満杯になるのに20分かかりました(むきになって、時間を測りました)。

もう一本のプラ水筒は、登山道をもう少し下ったところで沢へ降りて水を汲みました。

両神山登山道にある八海山の道標 両神山登山道にある弘法の井戸 両神山登山道にある弘法の井戸

清滝小屋と休憩所

弘法の井戸から少し登ると清滝小屋です。

休憩所では何組かの方が炊事、食事をされています。自分もここで食事休憩して過ごしました。

トイレも冬期用のほうは使用可です。小屋の方も拝見します。

季節のせいなのか2階は立ち入り禁止。毛布などもしっかり用意されています。入り口側には懐かしい学校の机があり、寄せ書きノートもありました。

清滝小屋前の休憩所 清滝小屋の冬期用トイレ 清滝小屋入り口 清滝小屋内部の様子

テント場

自分の持っている昭文社の山地図には「テント10張」と書かれています。

休憩所の横には、ロープが張られてその先に続く道を通れなくしていますが、その先もテント場になっているようです。

休憩所から一段上がったところにも3張ほどテントを張るスペースがあり、どうやら、冬季はここを使ってくれ、ということのようです。

ですので、一番使い勝手が良さそうなスペースにテントを張ります。

清滝小屋テント場でテントを張る

 3.清滝小屋から両神山、梵天尾根で中双里まで

鳥の鳴き声と、ゲラが木突く音の中の目覚めです。

出発時間を気にしながらも、本日1日頑張れるよう、しっかり腹ごしらえします。

腹ごしらえが終わったら、手早くテントを撤収して出発です。

清滝小屋テント場の朝の景色

清滝小屋から両神山へ

清滝小屋と物置小屋?との間を抜けて、山頂を目指します。

ジグザグと高度をあげて、晴天の中をいくと両神神社の鳥居がみえてきました。

清滝小屋から両神山頂を目指します 両神山登山道の道標 両神神社の鳥居 両神神社

神社を抜けて、さらに進みます。

やがてロープが渡してある岩場を登ると、ベンチと道標があります。ここが両神山頂への道と、梵天尾根への分岐点となります。

一旦山頂を踏んでから、ここまで戻ってきます。

梵天尾根への分岐点側の岩場 両神山登山道と梵天尾根の分岐点にある道標

山頂にはやはり岩場を登ります。

梵天尾根への分岐点側の岩場 両神山からの眺め
  

梵天尾根で白井差峠から中双里へ

山頂から先ほどの分岐点へ戻り梵天尾根へ入っていきます。

分岐からすぐのところにさらに分岐を示す道標があります。

谷へむかうのは、最近引かれた、私設の有料道路だとか。利用するにも予約が必要なのだそうです。間違えないよう尾根沿いをいきます。

梵天尾根への分岐点側の道標 梵天尾根の分岐点そばにある白井差の谷と、白井差峠の分岐をしめす道標

途中でミヨシ岩、大峠、梵天ノ頭を経由しますが、それ以外にも何度もピークをのぼり下りするので、体力を消耗します。

国土地理院の2万5千図などでみると、細かいピークなどを確認しやすいかもしれません。

今回の山行行程をカバーするのは「両神山」「中津峡」です。

国土地理院の地形図「両神山」と「中津峡」

道の具合がどんな感じか、心配だったのですが、踏み跡や道標、テープなどの目印もしっかりしていて、整備がきちんとなされている印象です。

人気ひとけのない登山道は自分の大好物なのですが、道が荒れていると同行者(家人)から不満の声があがるので、荒れ具合が懸案事項でした。

両神山は梵天尾根の登山道 両神山は梵天尾根の登山道 両神山は梵天尾根の登山道

ミヨシ岩からの景色はいいのですが、下り側にある鎖場(ロープが連結されていました)で、もしお子さんなどがスリップしたら怖いなと感じました。

両神山は梵天尾根の登山道 両神山は梵天尾根のミヨシ岩 両神山は梵天尾根のミヨシ岩からの景色

大峠、梵天ノ頭を踏んで、白井差峠までくるとベンチがあるので、しばし小休止します。

両神山は梵天尾根の梵天ノ頭 両神山は梵天尾根の登山道 両神山は梵天尾根の白井差峠

白井差峠(1436m)から中双里(623m)までは下り一辺倒です。斜面のみで平地もありません。

最後は中双里の集落の中に下りていくようになります。テープの目印が最後まできちんとありました。

集落をぬけて赤い橋を渡って国道に出れば、中双里のバス停です。

バスの本数は少ないので、時間を確認の上、余裕をもって計画するようお願いします。

白井差峠から中双里への登山道 白井差峠から中双里への登山道 中双里集落内 中双里集落内 中双里集落内