11月の伊予ヶ岳|フェリーでゆく日帰り登山|千葉県南房総市

とある病院の待合室で、古い雑誌を拝読していたところ、千葉の海岸沿いのハイキングが紹介されていました。

その記事が気になって、房総半島でのハイキング情報をネット検索ていたところ、この伊予ヶ岳の情報が出てきたのです。

そんなこんなで、前から気になっていた東京湾フェリーを絡めて、JR内房総線、南房総市営バス、と乗り継ぎ日帰り登山をしてきました。

それは2023年の11月、晴天の日でした。

バスの窓から見る伊予ヶ岳

== 目次 ==

  • 1.前準備
  • ・地図

    ・交通系ICカード

    ・小銭

    ・乗り換え時間

  • 2.往路
  • ・東京湾フェリー

    ・JR内房線

    ・南房総市営バス・トミー

  • 3.伊予ヶ岳
  • 平群へぐり天神社

    ・登山道の様子

    ・岩場と休憩所

    ・山頂

    ・北峰

  • 4.復路
  • ・分岐

    ・富山方面へ

    ・吉井農村公園

    ・道の駅_富楽里ふらりとみやま

  • 5.終章
  • ・乗車料金の清算

    ・フェリー

 

 1.前準備

地図

南房総市観光協会のウェブサイトからハイキングマップをダウンロードし、印刷してクリアファリルに入れて持っていきました。

南房総市観光協会のハイキングマップ

交通系ICカード

JR内房線の浜金谷駅も岩井駅も、駅員さんが詰めている時間は決まっていて、朝などは無人となり、そこでは交通系ICカード使用が前提となっております。

うっかりチャージが足りませんでしたら、乗車駅証明書を使ってください。

JR内房線のICカード用検札機 乗車駅証明書発行機

小銭

JR内房線の、交通系ICカード使用前提の改札を出て、市営バス「トミー」に乗り換えますが、こちらでは現金のみで、一乗車二百円となります。

お釣りなきよう用意しておけば、運転手さんも助かるかもしれません。

南房総市営バス・トミー

乗り換え時間

フェリーも、内房線も市営バスも、本数が限られています。

山行がスムーズに行くよう、東京湾フェリーのウェブサイト乗換案内、などで運行ダイヤを調べてメモをしていきました。

JR内房線・浜金谷駅のダイヤ

 2.往路

東京湾フェリー

当日の東京湾フェリー始発は6時20分。次発は8時20分。ぜひ始発に乗りたいので、それに合わせて京急久里浜駅発のバスに乗りました。

京浜急行久里浜駅のバスロータリー風景

フェリーの運賃は片道900円。往復切符だと1600円(7日間有効)です。

平日のフェリー乗船でしたが、ゴルフに行かれる方が多数乗船され賑やかです。

1階と2階に客室があり、2階の方が広く、売店もあります。

一番後ろの席で後ろに向かって座ったつもりが、出航後回頭し先頭となりました。目の前に昇る太陽を見ながら乗船していると、1時間弱で浜金谷港に到着しました。

東京湾フェリーの窓からの景色 フェリーからみた浜金谷港

JR内房線

フェリーを降りて、JR浜金谷駅までは徒歩7分です。

改札は前述の通り交通系ICカード使用前提です。チャージ切れに気をつけましょう。

うっかりチャージ切れしておりましたら、乗車駅証明書発行機を使いましょう。

JR浜金谷駅から岩井駅まで3駅で乗車時間11分、料金は199円。平日のため、学生や通勤人でそこそこの乗車率です。

JR内房線

南房総市営バス・トミー

岩井駅のロータリーから市営バス・トミーに乗車します。

乗車一回につき200円。現金のみです。

公式サイトで運行ダイヤを確認して、国保病院バス停で降車をかんがえておりましたら、運転手さんが声をかけてくださり、伊予ヶ岳の登山口付近で降ろしていただくことになりました。

バスの車窓から見た伊予ヶ岳

 3.伊予ヶ岳

平群へぐり天神社

バス通りから見えるところに伊予岳登山口を指す看板があり、鳥居をくぐって進むと、平群天神社が見えます。

トイレはここにありますので、済ませておきましょう。

平群天神社入り口にある伊予ヶ岳登山口への案内看板 伊予ヶ岳登山口にある平群天神社

登山道の様子

登山道はよく整備されておりますが、足拵えはきちんとしておいた方がよいでしょう。

登山口から見上げる伊予ヶ岳 伊予ヶ岳の登山道 伊予ヶ岳の登山道

岩場と休憩所

伊予ヶ岳山頂の手前に岩場があり、その手前に休憩所と東屋があります。

伊予ヶ岳登山道の東屋 伊予ヶ岳登山道の休憩ベンチ

岩場はロープと鎖がかかっており、腕白小僧なら登れそうな感じですが、1箇所だけ、ここで滑ったら怖いな、というところがありました。

怖いと感じたら無理せず休憩所で同行者を待ちましょう。

休憩所からの景色、眺めもいいです。

伊予ヶ岳の岩場 伊予ヶ岳休憩所からの景色

山頂

山頂に立つと360度のパノラマ展望を楽しめます。

山頂にはベンチもあります。天気が穏やかなら楽しい休憩ができそうです。

自分が訪れた当日は平日であった頃もあり、山頂を独占できました。

伊予ヶ岳山頂 伊予ヶ岳山頂から富山を臨む

北峰

山頂ベンチのそばに「北峰へ」と記された道標があったのでついでに北峰もいってきました。

北峰の頂上付近だけちょっと険しいですが、そこ以外はゆるやかです。

さらにその先にも道は伸びていましたが、ここで引き返しました。

伊予ヶ岳山頂から北峰を臨む 伊予ヶ岳山頂にある、北方への道を示す道標 伊予ヶ岳北峰直下の岩場

 4.復路

分岐

山頂を目指して登っている時に、途中で見かけた分岐点まで戻り、富山方向へ向かいます。

伊予ヶ岳の登山道 伊予ヶ岳付近の登山道

途中でソーラーパネルが並んでいる場所に出ました。このソーラーパネルはバスに乗車している時にも見えました。

ソーラーパネル群のところで振り返ると。綺麗に伊予ヶ岳が見えます。

伊予ヶ岳付近のソーラーパネル群 伊予ヶ岳を見上げる

ここから舗装道路に出て、少し降るとバスで通った県道です。

iyo_28

富山方面へ

当初の予定は、ここから県道をたどり、吉井農村公園、道の駅「富楽里」と立ち寄って岩井駅へ戻る予定だったのですが、県道に出たところにあった道標に誘われるまま、富山方面に向かうこととしました。

県道を少し登山口の方向に戻ると、さらに道標があります。そこから道をずっとたどります。

県道にある、冨山方面と記される道標 県道にある、冨山方面と記される道標 伊予ヶ岳から富山方面に向かう 伊予ヶ岳から富山方面に向かう

やがて県道につきあたります。向かい側に道標が見えます。

この道標に記される、水車小屋のある吉井農村公園に向かいました。

伊予ヶ岳から富山方面に向かう道 伊予ヶ岳から富山方面に向かう道中の道標

吉井農村公園

こちらにはトイレと水道があり、のんびりとした雰囲気でベンチが公園内に点在してあります。

平日のお昼時間は、仕事中とお見受けする方と、バイクのツーリング中だと思われる方がお一人ずつ休憩されておりました。。

小生も小用を済ませ、しばし休憩しました。

南房総市、吉井農村公園 南房総市、吉井農村公園

昼食をとりながら、ここから富山の頂経由で岩井駅に向かうことも考えたのですが、時間のことを考えて、駅に向かうことにしました。

そのままバスどおりを辿るのも面白くないので、ミカン農家さんのそばを通る道から向かいました。

この道も、やがてはバス通りに突き当たるので、そこからはバス通り沿いを歩くことになります。

吉井農村公園から岩井駅まで歩く 吉井農村公園から岩井駅まで歩く 吉井農村公園から岩井駅まで歩く

道の駅_富楽里ふらりとみやま

バス通りを辿り、高速道路の高架を潜れば左手に道の駅、富楽里(ふらり)とみやまが見えます。

道の駅_富楽里ふらりとみやまは、高速道路のパーキングエリアとしても立ち寄ることもでき、飲食店や地元の野菜なども売られています。

ここからJR岩井駅は徒歩25分です。

道標も見かけましたが、数は少ないようです。迷いそうでしたらスマホの地図アプリを使いましょう。

道の駅、富楽里とみやま JR岩井駅をしめす道標

 5.終章

乗車料金の清算

実は、自分は交通系某ICカードのチャージが足りなかったので、帰りの浜金谷駅で事情を説明して清算しました。

JR岩井駅

フェリー

やや落ちゆく陽を見ながらの帰路のフェリーでは、往路の便でお見かけした方も乗っておられます。ゴルフやバイクのツーリングのかた、ランニングの方も。

皆様それぞれの楽しみかたで南房総を満喫された様子です。

自分も、一度使ってみたかったフェリーに乗船してでの、ハイキングツアーで大変満足の1日でした。

東京湾フェリーの窓からの景色