PC-8801FHの清掃、ホワイトニング
前回PC-8801FAのホワイトニングの後、読み込みをしなくなったFDDを弄っていたのですが、うまくいかなかったのでそちらは後回しにして、他の88の清掃やら電池の除去などを先にすることとします。
まずは完動品のFHです。フロントパネルが結構黄色くなっています。
PC-8801FHの解体
金属の本体カバーを外すと一部が錆びていました。ピカールで磨いて錆びをできるだけ落とします。
解体して水洗いできそうなものはガシガシと洗っていきます。
↓ 液漏れするまえに内臓電池をニッパーで除去します。
FAの基盤と違って、FHは一枚でスッキリですね。
スピーカーの固定方法もFAとFHでは若干違うようです。
本体カバーと増設スロットカバーを養生します。陽の下でワイドハイターEXを薄めた溶液を刷毛で塗っていきます。
FHのフロッピーディスクドライブ
↓ FHのフロッピーディスクドライブ「FD-55BV-020」です。
FDDのつまみをどうやって外せばいいのかわからず焦りました。単に差し込まれていただけでした。
力ずくで引っ張って壊すのが怖いので、潤滑剤シリコンスプレーをさしてしばらくしてからひっぱったら取れました。FDDベゼルは下側にある2箇所のビスを外せば取れます。
FDD上蓋のビスも2箇所です。上蓋を外してほこりを除去します。
PC-8801FHホワイトニングの結果
FHは結局2日間日に当てました。増設スロットカバーは忘れていたのでこちらは1日だけです。
フロントパネルのロゴが霞んでしまいました。ロゴの左側一部は漂白作業直後から霞始めました。それ以外は霞んでいなかったのですが、二日作業後にこうやってみてみると結構霞んでいますね。
これを防ぐにはもっと溶液を薄くして時間をかけるのがいいのかもしれません。
PC-8801FHの組み直し
ではバラしたFHを組み直していきます。
リセットボタンをセット、V1V2モードのLEDライト、スピーカーを接続してフロントパネルを固定します。フロントパネル固定ネジは4箇所です。
基盤の上に中間の金属パネルを載せます。これの固定ネジは2箇所ですが他の部品と合わせて固定するので、載せてネジ位置だけ合わせておきます。
フロッピーディスクドライブを載せていきます。まずはドライブ1から。
続けてドライブ2です。軽くネジ止めしておきます。
FDD1と2の間に下のような金属部品をいれて、FDDを固定します。改めてビスを締めていきます。
FDDのケーブルや電源ケーブルを接続します。
続けて電源を固定します。この時点で固定するビスは2箇所です。
増設スロットのプラ棚のパーツを組み上げてから、これを固定します。
ケーブル類を元の通りに結束バンドで固定します。
ファンのケーブルを接続し、ビス2箇所で固定します。
増設スロットカバーを閉じてからバックパネルをセットします。ついでにネジの頭をピカールで磨きます。
後は金属カバーを被せて固定すれば完成です。
結構綺麗になりました。
ホワイトニングは天候に左右されます。日に晒す準備をして晴天を待つので、解体した88の保管に気を使います。でも綺麗に清掃して保管する方が精神衛生上も良いです。
では皆さんもよき88ライフを。
PC-8801FH電源基板のコンデンサー交換をしました。その記事はこちらからどうぞ。
2018.10