Windows_VistaのHDD複製|ディュプリケーターでバックアップ
2000年代に購入したシャープのノートPC、PC-CW40T。
リナックスOSを使ってみたり、昔のPCゲームを動かすなど、今でも重宝しておりますが、内蔵されているオリジナルのWindowsVistaのHDD劣化が気になります。
突然うごかなくなって、当時ダウンロードなどしていた、今では入手できないアプリケーションなどが消えてしまうのも嫌なので、デュプリケーターを使ってバックアップしておくことにしました。
1.環境
シャープ PC-CW40T
OSはWindows_Vista32bit。
メモリは2GBに増設。プロセッサはAMD Sempron(tm)processor 3400+1.80GHz。
HDDはFUJITSUの容量60GBです。
LOGITEC LGB_2BDPU3ES(ガチャベイ)
SSDやHDDを複製したり、SSDやHDDをドライブとして使うことができます。
複製
HDDなどのドライブをそのまんまコピーします。コピーするストレージ容量はコピー元と同じか、それ以上の物しか使えません。
今回使うのはこの機能です。
2ベイHDDリーダーライター
外付けストレージとして使用できます。
SEAGATE Laptop Thin SSHD 500GB
macのFusionDriveのように、読み書きが速いSSD_8GBと容量単価がやすいHDD_500GBをいいとこ取り(?)したストレージです。
SSDの価格が下がってきた現在では、あまり見かけなくなっているかもしれません。
元々のHDDは厚みが11ミリなので、スペーサーとして、食器洗いのスポンジを削ぎ切りして使っています。

2.作業
オリジナルHDD60GBの取り出し
これを購入した当時は、PCの中身を開くなんて、とても思いつきなどしませんでした。
PCをひっくり返し、ドライバーでビスを外し中身にアクセスします。
macなどと違い普通のプラスドライバーで外せます。
ビスをなくすと、同じものを探すのも面倒ですので、気をつけましょう(自分は一つ紛失しましたOrz)。
”ガチャベイ”へHDD、SSHDをセット
PCから取り出したHDDを「A」へ、コピー先であるSSHDを「B」へセットします。
これを取り違えると、複製してまで取って置きたかったデータを消去してしまうことになりますので要確認です。
ガチャベイ本体は結構軽いので、3.5インチのHDDなどを使うときなどは、本体ごと倒さないように気をつけてください。
CLONEボタンで複製を実行
コピー元、コピー先のストレージをセットしたら、CLONEボタンで複製を実行します。
「CLONEボタン」を長押しし、「100%」のランプを青く光らせます。ランプが青く光ったら、一瞬ボタンから手を離し、すかさず再度CLONEボタンを押すと、実行されます。
3.検証
立ち上げ
複製が完了したSSHDをPCにセットして立ち上げます。
WindowsVistaが無事立ち上がります。
暫くすると(オフラインですが)SSHDのドライバソフトウェアのインストールが自動でなされました。
FALLOUT2で動作確認
WindowsVistaが立ち上がりましたら、動作検証してみます。
もともとインストールして日本語化してあったゲームソフト「FALLOUT2」を動かしてみます。
無事動作しました。
SSHDの中身の確認
取説には「容量の余った部分はデータのコピーが終わった後、新しいパーティションとしてご使用いただけます」とあります。SSHDはどうでしょうか。
プロパティで確認してみるとCドライブが「容量59.9GB」で認識されています。
さらにEドライブを確認すると容量が「8.53GB」で認識されています。どうやらSSHDの中のSSD部分が認識されている様です。
4.総括
自分のデュプリケーターの取説では、対応するOSとして、Windows10、Windows8、Windows7、macOS High Sierra10.13、Sierra 10.12、Mac OSX 10.11、 10.10、 10.9と記されており、Vistaではどうなのかと心配しておりましたが、HDDの複製では大丈夫でした。
また、長期間通電させないとデータ消失の恐れがあるSSD領域部分は、複製では使用されないようなので安心しました(HDDの残りの部分が認識されないのが気になりますが)。
過去使っていた古いPCのHDDなどは何時おかしくなるかわかりません。そんな時に備え、バックアップをとっておくために、デュプリケータがとても有効だとおもいました。
2021.4