BOOTCAMPで消えたFusionDrive領域の回復
iMac2017_(macOS Sierra_10.12.6)にBOOTCAMPを使いWindows10をインストールする過程で、FusionDriveの領域が400GBほど減っているという現象が起きましたが、無事これを回復させることができました。
この事象が起きた時、ネット検索で調べたのですがドンピシャな情報にたどりつけず、もしかしたら似たような事で困っているひとがいるかもしれない、と自分の経験を記事にすることとしました。
- ■ 1.BOOTCAMPを中断したらFusionDriveの領域が減っていた
- ■ 2.macのディスクユーティリティーではそのmac自体のMacintosh HDの中身を削除できない
- ■ 3.結論 = macOSユーティリティーで完結できる
ーー 目次 ーー
1.BOOTCAMPを中断したらFusionDriveの領域が減っていた

当方のiMac2017_5kはいわゆる「吊るし」の松モデルで2TBのFusionDriveが内蔵されます。ここにBOOTCAMPアシスタントで500GBの領域を分割し、Windows10をインストールする作業を行なっていました。
BOOTCAMPアシスタントを起動し、案内に従い手順通り進めて「Windowsサポートソフトウェア」をダウンロード中にインストールが完全に止まってしまったのです。
今から思えばBOOTCAMPアシスタントから「作業中のアプリは終了させておくように」と警告があり、すべて終了させたつもりだったのですが、きちんと終了されていないアプリがあったのかもなどと思います。一度再起動してから作業すればよかった、などと思うも後の祭りです。
で、BOOTCAMPアシスタントのキャンセルボタンもクリックできないので、iMac自体を電源ボタン長押しで強制終了し再起動。作業再開しようとしたら、、、FusionDriveの容量が減っていたのです。
この時の画像を撮り忘れたのですが、「ディスクユーティリティー」で確認するとMacintosh HD以外の領域が数GBあり、これを削除したのちBOOTCAMPアシスタントを立ち上げて、新たに領域を確保しようとすると、1.61TBしか認識していないのです。
2.macのディスクユーティリティーではそのmac自体のMacintosh HDの中身を削除できない
ネット検索して解決法を探すうちに、「Macintosh HD」を削除したうえで再インストールすればストレージ容量は回復するが、「macのディスクユーティリティーではそのmac自体のMacintosh HDの中身を削除できない」ため、「ターゲットディスクモード」で他のmacから操作するか、もしくはmacOSが入った外付けストレージデバイスで起動し操作しなければならない、という情報を得ました。
以前動作検証用に作成した「macOS Mojave」の入ったSSHDドライブを使いiMacを起動し、iMac内蔵のMacintosh HDを消去した後にcommandキーとRキーを押しながらiMacを再起動させて「macOSユーティリティー」を起動して「Time Machineバックアップから復元」で無事2TBのストレージ容量を認識させることができました。
3.結論 = macOSユーティリティーで完結できる
復元がおわったiMacを使いながらふと思ったんですが、commandキーとRキーを押しながら立ち上げた「macOSユーティリティー」のディスクユーティリティを使えば、そのiMac自身で内部ストレージの内容を消去できるのではないか。そしてそのままTimeMchineで復元できるのではないか、と。
改めてapple社のサイト内で検索してみたら、書いてありました。↓
『...macOS 復元を使えば、起動ディスクを先に消去しなければならない場合でも、簡単にMac オペレーティングシステムを再インストールできます。』
リンク先のサポートページにも書かれていますが、「macOSを再インストール」する場合は、再起動時に押すキーや、過去macOS Sierra 10.12.4以降をインストールしたことがあるかどうかで新たに再インストールされるosが変わってくるようです。でもTime Machineから復元ならば変わりません。
何よりもTimeMchineでバックアップを取っといて助かりました。
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2019.5