6月上旬の尾瀬・燧ヶ岳登山|2021年6月
尾瀬を訪れたことがなかったので、燧ヶ岳登山と湿原散策をからめて計画しました。
まだ雪が残っているであろう5月に行くことも考えましたが、結果的には6月上旬の山行となりました。
1日目は鳩待峠から山ノ鼻、牛首、竜宮十字路、見晴キャンプ場でテン泊。
2日目は見晴から見晴新道分岐、沼尻、尾瀬ビジターセンター、少し引き返して長英新道分岐、燧ヶ岳山頂、から同じ道を見晴まで戻る。
3日目は、見晴から東電分岐、ヨッピ吊橋、牛首分岐、山ノ鼻、鳩待峠まで。
以上の行程でした。
== 目次 ==
- 1.アプローチ
- 2.初日|鳩待峠から見晴キャンプ場まで
- 3.二日目|燧ヶ岳登山
- 4.三日目|見晴から尾瀬沼を通り鳩待峠へ
・関越交通高速バス|尾瀬号
・乗合バス|乗合タクシー
・鳩待峠〜山の鼻へ
・山ノ鼻の様子
・山ノ鼻から見晴へ
・見晴キャンプ場
・見晴新道分岐から沼尻へ
・沼尻から尾瀬沼ビジターセンターへ
・尾瀬沼ビジターセンターから燧ヶ岳山頂へ
・燧ヶ岳より見晴へ、来た道をもどる
・色々な生き物との出会い
・クマさんとの出会い
・鳩待峠より都心へ
1.アプローチ
関越交通高速バス|尾瀬号
交通手段は、いつもネットの乗り換え案内で調べるのですが、高速バスは引っかからなくて、改めて高速バスで検索したら、関越交通の尾瀬号が出てきました。
季節運行で、2021年は5月28(金)より10月17日(日)までとのことです。
新宿バスタ発で練馬駅、川越駅、川越的場を経由して尾瀬方面へ向かいます。
新宿バスタ発の時間は(6:35)、(7:15)、(22:00)の3本で、新宿バスタから尾瀬戸倉まで、A閑散期料金で3800円でした(B通常期は4200円)。
乗合バス|乗合タクシー
尾瀬戸倉より鳩待峠までは乗合バスや乗合タクシー利用となります。
乗合バスは定時運行、乗合タクシーは人数が揃い次第随時出発します。料金は共に1人1000円です。
乗車券販売所のなかに、自販機で券が販売されています。
鳩待峠駐車場にトイレはありますが、ここからはチップ・トイレになります。尾瀬戸倉のバス停のトイレは無料です。
2.初日|鳩待峠から見晴キャンプ場まで
鳩待峠の駐車場から舗装道路を少し歩くと、鳩待峠の登山道入り口があります。
鳩待峠〜山ノ鼻へ
鳩待峠から尾瀬ヶ原入口にあたる山ノ鼻へは峠を下って1時間ほどです。
整備された道を下っていくと、さっそくカエル君がお出迎えです。
山ノ鼻の様子
川上川の橋を越えれば、もうすぐ山ノ鼻です。
山ノ鼻には食事何処やトイレ、水場などがあり、ベンチなども充実しているので、ここで持参したおにぎりを頬張りました。
山ノ鼻のテント場は木道のすぐ脇です。テントの位置が一張ずつ決まっていて、予約制だそうです。
熊が目撃されたとのことで、利用は休止されていました。
山ノ鼻から見晴へ
山ノ鼻から尾瀬ヶ原を横切り見晴に向かいます。
尾瀬ヶ原の景色、足元の花や生き物たち。カエルや鳥の声に風の音。
山などによっては登山道でも車の音が聞こえたりしますが、ここでは車の音はきこえません。
木道にある休憩場所などで適宜休みながら、ゆっくりと進み、竜宮小屋ではトイレをお借りしました。
見晴キャンプ場
早い時間に見晴到着です。
見晴キャンプ場の受付は燧小屋です。利用は1人1泊800円でした。
チップトイレと飲料水の使える水場はきれいでした。
早速テントを張、尾瀬ヶ原の散策に出かけました。
3.二日目|燧ヶ岳登山
朝食にトイレを済ませて出発します。
行程は、見晴新道分岐から沼尻、長英新道分岐から長英新道で燧ヶ岳山頂を踏み、ピストンで帰ってきます。
テントはそのままにしますが、動物に悪さされると嫌なので、飲食物とゴミは全て持っていくことにしました。
見晴新道分岐から沼尻へ
見晴キャンプ場から見晴新道を進み、見晴分岐から沼尻(尾瀬沼)方面へ向かいます。
途中雪やぬかるみもあります。尾瀬沼散策だけの目的でも、足元はきちんと用意した方が良さそうです。
途中で、小さな湿原の白砂田代を通り、沼尻へたどり着きます。
沼尻でトイレを利用しようと考えていたのですが、閉鎖されていました。
ですので、尾瀬沼ビジターセンターのトイレに立ち寄り、その後長英新道で燧ヶ岳山頂を目指すことにしました。
沼尻から尾瀬沼ビジターセンターへ
沼尻から尾瀬沼ビジターセンターへ向かう道は、尾瀬沼沿いを進みます。
途中で長英新道分岐の道標を確認。
さらに沼沿いをビジターセンターへ向かって進みます。
ビジターセンターのチップトイレを利用しました。こちらも大変きれいです。
尾瀬沼ビジターセンターから燧ヶ岳山頂へ
トイレをすませましたら、長英新道分岐まで戻り、燧ヶ岳山頂へ向かいます。。
道は大変整備されており、1箇所迷いそうなところもリボンなどがたくさんあり、安心な登山道です。
こちらも残雪やぬかるみがあり、笹の切り株などに足を取られたりします。
長英新道分岐からしばらくは傾斜ない道が続き、高度が稼げないため眺めも良くありませんが、4合目からは展望が臨めるようになります。
6合目を過ぎると俎ぐらの頂を臨めるようになります。
尾根にでると、風で寒く感じられました。暫し歩んで俎ぐらの頂です。
俎ぐらより、空身で燧ヶ岳山頂までピストンしました。
久しぶりにアイゼンを使いました。
燧ヶ岳より見晴へ、来た道をもどる
毎度のことですが、下りは後ろ髪を引かれる思いです。眺めを楽しみ、惜しみつつ下ります。
この時期は日が長いのが助かります。
まだ明るいうちに見晴へ戻ることができました。
4.三日目|見晴から尾瀬沼を通り鳩待峠へ
三日目は、鳩待峠に戻りバスで帰宅するのですが、少し変化を持たせて、見晴から東電分岐、ヨッピ吊橋、牛首分岐、山ノ鼻、鳩待峠の道程で戻ることにしました。
地図にコースタイムが記されています。写真などを撮っているとコースタイム通りに進めませんが、余裕をもって予定を立てたので、尾瀬ヶ原をゆっくりと楽しみながら進みます。
道中日差しを遮るものは少なく、帽子や日焼け止め、サングラスなど、忘れずに用意してください。

色々な生き物との出会い
ずーっとカエルや鳥の鳴き声が聞こえるだけでも気持ちが昂るのですが、それ以外にも様々な生き物に出会えます。




クマさんとの出会い
山ノ鼻より鳩待峠へ向かう途中で、木道より沢を挟んで向かい側で何か鳴き声が聞こえます。
その泣き声の主は小熊だったようで、ツキノワグマの親熊がみえました。
ツキノワグマとの出会いは3回目です。
山と高原地図に「ツキノワグマ出没注意」と記されている、まさにその場所での出会いでした。

鳩待峠より都心へ
山ノ鼻より鳩待峠は1時間20分ほどです。
好天の中の登りは水が欲しくなります。山ノ鼻の水場で忘れずに冷たい水を補給しておきます。
鳩待峠では乗合バスの乗車券を購入。時間に余裕があったのでソフトクリームをいただき、お土産屋さんを物色しました。



2021.6