スキャンスナップiX1500|自炊用ScanSnapHome設定
かれこれ6年あまり使ってきたドキュメントスキャナーiX500が故障して、iX1500に買い換えました。
電子書籍自炊を再開したところ、iX1500の長尺スキャンのやり方がわからないなど、戸惑うところが多少ありました。
しかしスキャンスピードが速いなど、大変満足しています。
== 目次 ==
- 1.iX1500|開封から初期設定
- 2.iX1500|自炊のためのScanSnapHome設定
- 3.iX1500|長尺スキャンとプロファイルの削除
- 4.iX1500|終わりに
・付属品
・初期設定
・ソフトウェア・ダウンロード
・プロファイル設定
・自炊のための5つの設定
・長尺スキャン
・プロファイルの削除
iX1500|開封から初期設定
付属品
iX1500の付属品は以下のものです。
- ■ スキャンスナップ iX1500本体
- ■ 電源コード
- ■ USBコード
- ■ 名刺・レシートガイド
- ■ Nuance Power PDF Standerd ライセンス
- ■ 案内、注意書きなど
初期設定
電源投入後、本体液晶画面で「言語設定」から始まって、「起動モード」「利用する端末」など設定していきますが、気をつけて欲しいのが「接続方法」です。
「Wi-Fi(アクセスポイント接続)」「Wi-Fi(ダイレクト接続)」「USB」のいずれかから選択するのですが、接続するPCがWi-Fiでインターネット接続している場合、「Wi-Fi(ダイレクト接続)」を選択すると、iX1500とWi-Fiで接続しながら、インターネット接続を求められるので、ハマります(イーサネットケーブルがあればいいのですが)。
ですので、PCがWi-Fiでインターネット接続している場合は「Wi-Fi(アクセスポイント接続)」を選択してください。
私はハマりました。orz
ソフトウェア・ダウンロード
さらに公式ページよりソフトウェアのダウンロードをうながされるので、ダウンロードします。
本体の液晶画面に示された「ネットワーク名(SSID)」と「セキュリティキー」で接続します。
iX1500|自炊のためのScanSnapHome設定
以前使っていたiX500では管理ソフトの「スキャンスナップ・マネージャー」をつかってスキャンしていました。
その後、新しい管理ソフトである「ScanSnapHome」をダウンロードして、これを使っていました。
本体に液晶画面がないiX500では、接続したPC画面上で様々なスキャンの設定した「プロファイル」を選択してスキャンします。
スキャンスナップiX1500では、本体液晶画面でプロファイルを選択してスキャンします。
プロファイル設定
ScanSnapHomeを立ち上げて、「ScanSnapHome」のメニューから「スキャン設定」を選択し、自炊用のプロフィルを作成します。
立ち上がったスキャン設定アプリの右上の「プロファイル設定アイコン」をクリックして、自分用のプロファイルを設定します。
画面左側のデフォルト設定のプロファイルの中から「フォルダに保存」を選んで、任意の名前を付けて設定していきます。
自炊のための5つの設定
書籍や雑誌、マンガなどを電子化するために自分は5つのプロファイルを作っています。
- ■ 書籍のカバーなどをスキャンする「カラー片面」
- ■ 雑誌や書籍ののカラーページをスキャンする「カラー両面」
- ■ マンガや雑誌のモノクロページをスキャンする「グレー両面」
- ■ モノクロページで失敗したスキャンをやり直すための「グレー片面」
- ■ 書籍の文字主体のページで文字の傾き補正する「グレー両面/補正」
原稿種判別は「すべての原稿を文書として読み取ります」を選択。
カラーモードは「カラー」か「グレー」を選択します。「自動」だと、紙の黄ばみをカラーと認識したり、色合いが微妙なものを読み違えたりするので、自分で判断してその都度切り替えます。
画質は「スーパーファイン」とします。より高い画質を求めて「エクセレント」にすると、スキャンスピードが遅くなります。
また「自動」にすると、読み取るページによって画質を変えてファイルサイズをより低く抑えようとするようですが、雑誌などを見ているときに、画質の違いが目について読みにくく感じます。
ファイル形式はJPEGにしています。これはスキャンをしながらスキャン画像をチェックして、失敗したスキャン画像をその都度差し替えたりするのに都合がよいからです。
さらに「詳細設定」から、タイトルの形式は「スキャン日付」を使用します。スキャンしたファイルをまとめたフォルダに、著者や書籍名をつけて管理するので1枚1枚の画像ファイル名はこだわりません。
スキャンの向きは「回転しない」。
本のページ数をきちんと順番通りに管理したいため、「白紙ページを自動的に削除します」のチェックボックスにチェックは入れません。
小説などの文字主体の本を読み込む場合は「文字列の傾きを自動的に補正します」にチェックをいれます。
フィードは「継続スキャン」。
タイプは「ファイル保存のみ」。
連携アプリケーションは「起動しません」。
こんなふうに作った5つのプロファイルをその都度切り替えながら本を自炊(電子化)しています。
iX1500|長尺スキャンとプロファイルの削除
長尺スキャン
iX500が故障してから、買い替えか修理かで迷いスキャン作業が滞っていましたが、iX1500を購入しスキャン作業を再開したとき、長尺スキャンができなくて困りました。
書籍のカバーなどは長尺スキャンで1枚の画像として保存しています。iX500ではスキャン開始ボタンを3秒長押しで点滅させたのち、手をはなせば長尺スキャンできました。
iX1500でも当然長尺スキャンはできます。しかしやり方がわからず戸惑いました。
富士通の公式ページのマニュアルを見てもうまくできません。
いろいろ液晶画面など弄って見てわかりました。
長尺スキャンモードで読み取りたい原稿(自分の場合は主に書籍カバー)をセットした後、本体液晶画面上でフィード設定で「手差しスキャン」を選択したのち、スキャンボタンを3秒長押しで長尺スキャンができます。
プロファイルの削除
いろいろお試しでつくったプロファイルを削除しようとして、デスクトップ画面上のScanSnapHomeのメニューで「プロファイル」を選び削除しようとしても削除の項目がグレーアウトしていて削除を実行できません。
これはスキャン設定アプリを立ち上げて、右上の「プロファイル編集」を選択し、削除したいプロファイルを選択して上で、デスクトップ画面上のメニューから「プロファイル」を選ぶと実行できます。
iX1500|終わりに
自分はカール事務器のDC-210Nをつかって本や雑誌などを裁断し、上記のようにスキャンスナップiX1500を使い、本の電子書籍化(自炊)をしています。
汚れが紙の粉の場合はメガネ拭きが大変有効です。あとは時々センサー面を傷つけないように掃除機で吸っています。
そんな感じで日々コツコツと自炊しております。
ではみなさまも、よき自炊ライフを。
2020.03
裁断機Carl DC-210Nの記事はこちらからどうぞ。