栗の渋皮煮|栗の甘露煮

栗が手に入ったので栗の渋皮煮と甘露煮をつくりたいとおもいます。

栗の鬼皮を剥くためにまず一晩水に浸けます。

    == 目次 ==

  • 1.栗の渋皮煮
  • ・栗の渋皮煮|手順

    ・栗の渋皮煮|鬼皮

    ・栗の渋皮煮|茹でこぼし

    ・栗の渋皮煮|砂糖で煮る

  • 2.栗の甘露煮
  • ・栗の甘露煮|手順

    ・栗の甘露煮|下準備

    ・栗の甘露煮|クチナシの実で色付け

    ・栗の甘露煮|ハチミツで煮る

栗の渋皮煮

栗の渋皮煮|手順

  • 1. 一晩つけた栗の鬼皮を剥く
  • 2. ひたひたの水で、栗がグラグラ動かないよう弱火で10〜15分ほど煮込んで茹でこぼす。
  • 3. 茹でこぼして水を取り替えるときに、溝などに残る鬼皮などを楊枝などで丁寧に取り除く
  • 4. 水をかえては茹でこぼすを10回ほど繰り返す
  • 5. 茹で汁が濁らなくなったら(濁りが薄くなったら)新たに水を加え砂糖を加えて10分ほど茹でる。
  • 6. 火を止め、ラム酒を加えて冷まし、熱湯で消毒した瓶に移す。

栗の渋皮煮|鬼皮

渋皮を残すよう丁寧に鬼皮を向きます。栗の「座」を残すようにして剥き、最後に「座」を剥いていきます。栗の溝に残る皮のカスもうまく取れればいいのですが、無理をせず、後々何度も煮こぼすので、その都度楊枝などで丁寧に取り除きます。

鬼皮を剥くため一晩水に浸ける 鬼皮の座を残し、剥く 鬼皮の座を残し、剥く 鬼皮の座も剥く 鬼皮の座も剥く

栗の渋皮煮|茹でこぼし

ひたひた(鍋に栗をいれて、水から栗が顔を出すか出さないかくらい)の状態で弱火で15分ほど煮てから茹でこぼします。

最初の1、2回目は茹でた後、取りきれなかった溝などに残る皮を楊枝などで丁寧にとりのぞきます。

計10回程茹でこぼします。

鬼皮を向いた栗を鍋に入れひたひたの水で煮る 栗を煮込む 煮込んだ栗の皮のカスをとる なんども煮て茹でこぼす

栗の渋皮煮|砂糖で煮る

10回ほど茹でこぼして茹で汁が濁らなくなってきましたら、最後に砂糖を加えて煮ます。

砂糖の分量の目安は、栗の重さの半分くらいでしょうか。好みで調整してください。

10分ほど煮込んで火を止めましたらラム酒を加えます。(お好みでブランデーでも。なくてもO.K)

最後に砂糖を加えて煮ます。 栗の渋皮煮の完成

煮沸消毒した瓶に甘い煮汁と一緒に入れて保存します。

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栗の甘露煮

栗の甘露煮|手順

  • 1. 水に浸けておいた栗の鬼皮、渋皮を剥く
  • 2. クチナシの実を2つに割って、剥いた栗の実と一緒に15分ほど煮る
  • 3. 煮汁をすて、水にハチミツを加え、栗を加えて15分ほど煮る
  • 4. 火を止めてラム酒をくわえる
  • 5. 煮沸消毒した瓶に煮汁ごと入れて保存
栗の甘露煮の原材料

栗の甘露煮|下準備

一晩水に浸けた栗の鬼皮渋皮を向いていきます。

鬼皮は渋皮煮の時と同じように、まず座を残して剥き、後から座を外します。

渋皮だけになると、栗の実の形が見えるので、実が割れないように渋皮を剥いていきます。

綺麗な面取りで剥いていけばいいのでしょうが、無駄が出ると勿体無いので、ポロリと取れる渋皮の下はそのままで良しとしました。また崩れたり割れたりしたものも勿体無いので使います。

栗の鬼皮を剥いたところ 栗の鬼皮を剥いたところ

栗の甘露煮|クチナシの実で色付け

クチナシの実を2つに割って、ひたひたの栗の実と一緒に15分ほど煮ます。このときお茶っぱをいれるティーパックがあれば良かったのですが、茶こしを使って煮ているうちにひっくり返ってしまいました。

クチナシの実を2つに割る クチナシの実とともに栗を煮る クチナシ色が移った栗

栗の甘露煮|ハチミツで煮る

クチナシと一緒に似て色づいた栗を、崩さないよう気をつけながら皿に取り、煮汁を捨て、水にハチミツを加え火にかけて、ハチミツが溶けたら栗を加えて15分ほど煮ます。

火を止めて、ラム酒を加えます(なくても、ブランデーでもお好みで)。正月の栗きんとん用に作るので、ラムは合わないかもしれませんが、自分はラム酒の香りが好きなので入れます。

冷めたら、煮沸消毒した瓶に煮汁ごと入れて冷蔵庫で保管します。

ハチミツで甘露煮のシロップを作る ハチミツのシロップで煮る 栗甘露煮のできあがり

この栗の甘露煮をとっておいて、年末にいもきんとんと合わせれば栗きんとんとなります。

2019.12

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